琉球切手

今回は琉球切手(沖縄切手)の買取相場と価格について確認していきましょう。

「琉球切手」と呼ばれる切手をご存知でしょうか。沖縄がアメリカの統治下にあった1945年から1972年までの時代に発行された切手ですが、琉球切手には様々な種類があります。

琉球切手の売却を検討している方はぜひ参考にしてみてくださいね。

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琉球切手とは?

1945年から1972年まで、沖縄がアメリカの統治下におかれていた時代に発行された切手のことを指します。別名は沖縄切手と言われ、「琉球切手」という刻印が押されています。
アメリカ統治下の時代の琉球では、それまでの日本の切手が使用できなくなっていました。そこで琉球では普通切手だけではなく、記念切手や航空切手も独自に発行されました。37年間で合計259種類もの切手が発行されています。
切手の額面は、日本円と米国ドルの両方で発行されています。これは発行された時期により異なり、1958年より前に発行された切手は日本円表記、1958年以降に発行された切手はドル表記となっています。ドル表記であることから、外国切手として取り扱われることもある珍しい切手で、全世界の切手収集家に使用されているスコットカタログでは、琉球切手をアメリカ切手として扱っています。
また、切手趣味の分類では、現存しない国家・行政が発行したという意味の「デッド・カントリー」に分類されます。

切手買取における価値は?

結論から申しますと、切手買取における琉球切手の価値はそれほど高くありません。その理由として、現在流通している琉球切手が多い事が挙げられます。1971年からの沖縄の本土返還の動きから、琉球切手はなくなるという噂が流れ、琉球切手がプレミア価値になるだろうと予想した人々による投機目的の購入が殺到しました。
しかし、琉球切手を求める人がすさまじく、長蛇の列に子供までならぶほどだったそうです。そのため市場に出回る琉球切手の量は増え、当初の人々の思惑とは裏腹に沖縄切手の価値が上がることはありませんでした。むしろ、当時はコレクション目的で購入しそのまま保管している人が多かったので、消印が押された使用済み切手の方が高値がつく場合もあります。
しかし、高額で取引がされる例外的な琉球切手もあります。下記では、買取価格の高いプレミア切手をご紹介します。

新聞週間

新聞週間
発行年度1953年,1954年,1957年
価値C
相場第3,4回300~500円 第7回80円~
画像出展

琉球切手の中でも特に人気が高く、高額で買取がされるのが新聞週間の琉球切手です。第3回、第4回、第7回の計3種類発行されています。第3回の新聞週間切手には、政治家であり新聞人である太田朝敷がデザインされています。彼は、沖縄最初の新聞である琉球新報の創刊に深く関わった人物の一人です。
気になる買取価格は、第3回・第4回で一枚当たり300~500円、第7回で数十円となります。
額面以上の価格で買い取ってもらえますので切手買取において価値が高い切手だといえます。

ドル表示切手

ドル表示切手
発行年度1958年
価値C
相場2,000円程度
画像出展

1958年の通貨切り替えの時に発行されました。分類は普通切手です。デザインは、円とドル記号を組み合わせたもので、色違いで12種類があります。
実際の買取価格は、美品であれば2,000円程度の価格が期待できます。その中でも、25セントと50セント切手には裏面に糊が付いているものがあり特に高値で取引されます。

植林記念切手

植林記念切手
発行年度1951年
価値C
相場1,500円程度
画像出展

1951年に発行された切手です。デザインには、琉球の5偉人のうちの一人である蔡温と松の図が採用されています。彼は、琉球では近代的な民衆制度を確立した人として知られています。そのため別名「蔡温切手」と呼ばれることもあります。
切手買取における価値は高く、単体で1,500円ほどの値が付く場合が多いです。

西表政府立公園切手

西表政府立公園切手
発行年度1971年
価値C
相場4,000円程度
画像出展

この切手は、沖縄政府立公園シリーズの第3弾として発行予定の切手でしたが、実際に発行されることはありませんでした

一部の切手は証紙として出回っていたことから、不発行切手にも関わらす少数は市場に出回っています。そのため希少価値が高く、一枚で4,000円程度の価格がつきます。

琉球切手は切手買取専門店へ

琉球切手がお手元にある場合、まずは査定に出してみることをおすすめします。切手には、膨大な種類があり、状態もそれぞれ異なりますので切手の価値は一概に断定できません。

オークションなどに個人で切手を出品する方もいますが、切手に関するちゃんとした相場感がないと安く買いたたかれたり、逆に買い手がつかないことも多く、初心者には扱いが難しいです。
切手買取店であれば、専門的な鑑定士が相場に照らし合わせた適切な価格で買い取ってもらうことが出来るのです。リサイクルショップやオークションよりも高値がつくことが多く、もちろん査定だけもお願いが出来るため、査定額に納得がいかなければ個人でオークションに出品することもできます。
切手ブームが下火になり、需要も少なくなったことから琉球切手の買取額も年々下降気味です。なるべく早く行動を起こすことが高額買取の近道といえるでしょう。切手買取において高値で買取してもらうためには保存方法が大切になります。切手は紙でできていますので、湿気や気温の変化により劣化しやすいです。
切手の保存には、ストックブックがおすすめです。冊子状になっており、切手をポケットに差し込む形で保存します。切手を綺麗にかつ見た目も美しく保存できます。
ストックブックの保存場所にも注意が必要です。直射日光が当たる場所、高温・多湿になる場所は避けて保存しましょう。

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切手買取バイセル琉球切手を売るなら上場企業であり、買取専門店のバイセルがおすすめです。

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まとめ

今回は、琉球切手に関してその発行背景や種類をお伝えしました。切手は時間が経つと共に劣化してしまいます。
買取に出す場合は、状態が悪くなる前に早めに出すことが大切です。琉球切手をお持ちの方は、お手元にある切手に価値が付くかどうか査定に出してみるのはいかがでしょうか。