
これから切手を買取に出そうと考えているそこのあなた。せっかくなら少しでも切手を高く売りたいと思いますよね。
切手を買取に出す前に事前にチェックをしておきたいのは「切手がシート状であるかバラであるか」です。シートとバラでは買取価格が大きく異なります。
この記事ではシート切手とバラ切手、それぞれの買取価格アップのポイントについてご紹介します。
目次
切手買取における「バラ」と「シート」
切手には「バラ」の状態と「シート」の状態が存在します。そもそも切手は私たちが普段使用するように一枚ずつ切り離されているものではなく、もともとは縦横がつながった一枚の紙(シート)のようになっています。
シート状普通切手を例にとると、縦横10枚ずつがつながった、「縦280.5mm×横232.0mmの1枚の紙」(A4サイズ程度)になっています。個人が切手を購入する際は人の手によってミシン目で切り取られた状態になっており、これを「バラ」と言います。
切手シートとみなされる条件
切手がシートであるかないかの基準は意外と厳しく、一見「シート状」に見えてもバラの扱いをされてしまう場合があります。
切手シートとみなされる条件は以下の3点です。
- シート部分に折り目が付いていないこと
- 切手の枠が四隅に残っていること
- 切れ、汚れがなく、裏面に糊の機能が保たれていること
切手がシートであるか、バラであるかによって買取価格に大きな差が生じます。切手買取業者が買い取った切手は、主に法人に販売されます。法人は切手を大量に購入しますから、バラの状態よりもシート状のほうが都合がいいのです。
また、収集目的の記念切手などもシリーズすべてがシート状になったもののほうが好まれるので、バラの切手とシートとの間で価格に差が生まれます。
シート状とバラの価格差
シートとバラの切手ではどれほどの価格差が生まれるのでしょうか。
当サイトで紹介している切手買取業者3社の実績をもとに、シートとバラの切手の買取相場を比較してみました。
シート | バラ | |
普通切手 | 額面の80~90%前後 | 額面の40~80%前後 |
記念切手 | 額面の70~90%前後 | 額面の40~70%前後 |
プレミア切手 (オオパンダ二次) | 250,000~600,000円 (6枚1組) | 2,000~6,200円 |
どの業者もシートでの買取額が高いことがわかります。
基本的に価値の高いプレミアム切手を除いて、バラの切手は買取額が殆どつかないのが現実です。バラの切手だと使い勝手が悪いこともあり、あまり需要がないんですね。そもそもバラの切手は買取が出来ないという業者もあります。
そのため、バラの切手を売るときは以下の点に注意してみると良いでしょう。
バラ切手を少しでも高く売る方法には?
金券ショップや切手買取専門業者では、大量のバラ切手をそのまま持って行くと買取不可とされる場合もあります。
バラ切手を売る場合は次のような点を工夫しましょう。
仕分けをする
種類分けをして、50枚ごとなど一定枚数ごとに袋に入れましょう。バラの切手をごちゃまぜにして保管しておくと査定員の人が即座に買取を拒否してくることがあります。
台紙に張る
A3、A4などの決まったサイズの紙に、同じ額面の切手を50枚など、数を決めて貼りつけましょう。そうすることで使い勝手が良くなるため、買取の際に値段が付きやすくなります。上記で仕分けをしたものは台紙にまとめておくと最高です。
バラでも買取が出来る業者を選ぼう
地域のリサイクルショップを中心に、バラでの買取が難しいという業者は多いです。しかし、バラの切手も意欲的に買取をしてくれる業者もあります。
当サイトでも紹介しているバイセルは買い取った切手を自社で利用することから、バラ切手も積極的に買取をしている業者です。バラ切手が多い方はこういった業者を中心に選んでみるとよいでしょう。
仕分け不要で何枚でも受け付ける、というお店もありますが、その分買取価格が安くなる場合があるそうです。このようにお店によって対応が異なるため注意が必要です。事前に電話などをして次の2点を聞いておきましょう。
- バラ切手の買取を行っているかどうか
- 買い取ってもらえる場合には、切手をどのような状態にしておけばよいのか
買取前に気をつけたいポイント
1円でも高くお手持ちの切手を高く買ってもらえるように以下の査定ポイントをチェックしてみてください。
切手の保存状態
カビ、シミ、黄ばみ、折れがないのはもちろんのこと、裏糊の機能(水分によって粘着性が出る性質)が保たれていることも重要な査定ポイントです。切手を直接触ると皮脂が付着してしまうため、ピンセットを用いるなど気を遣いましょう。
切手の種類・額面の確認
お手持ちの切手が普通切手なのか、特殊切手または記念切手なのか確認しましょう。
切手の種類によっておすすめの買取方法も異なってきます。また、額面を計算し、額面より大幅に下回る価格で買い取られることを防ぎましょう。
適切な買取業者の選定
買取業者にも金券ショップやリサイクルショップなどさまざまな種類があります。買取をする業者によって買取価格は大きく変わるため、買取実績などを参考に業者を選定していくのが賢い買取方法です。
切手シートはどこで買取を依頼するのがおすすめ?
切手買取におけるシートとバラの違いについて何となく理解は出来たものの、結局どこで買取をしてもらえばよいのか迷いますよね。
手軽さ重視なら金券ショップ
現在も流通している切手であれば、金券ショップにもっていくのがよいでしょう。金券ショップは買い取った切手を法人などに向けて販売しているので、派手なデザインの記念切手や特殊切手は好まれません。また、買取比率を一律に設定している店舗では、保存状態の良い切手の場合には損をしてしまう場合があるので注意しましょう。
切手の知識が豊富ならオークション
現在ではオークションサイトなども増え手軽に利用できるようになりました。しかし、安く買いたたかれることや落札者がつかないことも多く、切手をオークションで出品するのは初心者には難易度が高めです。
自分の納得する価格で売ることができますが、個人間の取引なのでトラブルには十分注意が必要です。切手の相場に自信がある方は積極的に利用してみるとよいと思います。
後悔したくないなら切手買取業者
コレクションとして収集していた切手や、古い切手であれば、切手買取業者で査定してもらうことをお勧めします。知名度のある買取業者では査定員をしっかりと教育をしてあるため、高価な切手もしっかりと相場と照らし合わせて査定額を出してくれます。買取の幅も広く、適切な価格を提示してくれるため信頼感があるため個人的には一番おすすめです。
しかし、赤猿切手など1枚数十万円で取引される切手に関しては、オークションなどで個人で出品したほうが高値で売れることもあるため、査定額と過去のオークションの落札額を照らし合わせるなどの工夫をしてみることをお勧めします。
切手シートを一番高く売るならバイセルがおすすめ!
切手シートを売るなら上場企業であり、買取専門店のバイセルがおすすめです。
バイセルでは月間で2万件以上の申し込みがあり、切手シートの買取実績も豊富にあります。
- 出張買取、宅配買取に対応しているので自宅で査定可能
- 販路が多く、高価買取が期待できる
- 出張料、査定料、キャンセル料が無料
まとめ
この記事ではシート切手とバラ切手の違いについてご紹介しました。切手の価値は年々減少しているため、少しでも高く売るにはなるべく早い行動が求められます。
古くなった切手をお持ちでしたら、切手の価値が下がる前に買取に出してみてはいかがでしょうか。